芋水割り

立派な人間

セックス全然楽しくない

 

あけおめです。


帰省中、自分のいる部屋に他人がいるストレスで摩耗した僕はなんとなく飛田新地に行くなら今しかないと確信した。

 


大阪に移住してきてから一度は行かなければならないと思いつつ、きっかけとお金がなかった。

 


しかし、今、高学歴大学生という身分で親戚を誑かし、多額のお年玉を手にした。ズタボロのメンタルは癒しを求めて悲鳴を上げている。

 

 

 

今しかない。

 


動物園前駅に着いた頃、僕は肝も目もすわっていた。

 


そして、今。事を済ませた後に御堂筋線に揺られているボクの率直な感想をまず述べるとこれだ。

 

 

 

 


、、、、、、なんか疲れたな。

 

 

 

 

 

 

スカしてんなコイツ。

皆さんそう思っただろうが、もう本当にそうなんだから許して欲しい。新地にきてもなおボクはインキャだった。もうめちゃくちゃ疲れた。

 


飛田新地をいかに遊ぶかっていうのを読者は承知している前提で話を進めるが、まずお相手となる女性を選ばなければいけない。歩きながら店の中を覗き込んで女性を品定めするわけだが情報量が多すぎる。

 


まず、お姉さんたち皆んなマジでキレイ。ボクぐらいインキャを拗らせると美人がこっち見てくるだけで疲れる。見ないでくれ。あと隣のババアが本当に怖い。声デカイし。いちいち お兄ちゃん!って声かけてくる。圧が強い人に声をかけられるとそれだけでストレスだし、あとそれを無視したらしたで、無視してごめんなさいってなる。それが延々続くのでボクはもう店の中を覗くのさえ億劫だった。

 


しかし、ここまで来たらもう後には引けない。何とかお店に入った。通りが終わりそうになった時に、珍しく笑顔がぎこちない女性がいて うわぁ!この人優しそう!!って心が絶叫した。迷う余地はなかった。

 


店に上がってババアと話して階段を上がる。三畳ほどの和室に通されソファーに座りお金を払って服を脱ぐ。ベッドに誘導される。

この間ずっとパニクってる。い、いつお金払えばいいんだろ。あ、カバン持ってくれるんですね。あ、いや自分で持ってあが、いやかえってその方が面倒なのかな じゃあお願いします。えっとまず、、座るのか。う、上着 あ、ハンガーに掛けてくれるんですねありがとうございます。えっと どこまで脱いだらいいのかな。

 


頭が膨大な糖分を消費しているのが分かる。 えっ?ちょっと待って?ボクの上着をかけてもらった隣に女子高生の制服かかってるけどアレはどっちだ??

 


あれよあれよとベッドに寝かされ、いよいよ行為が始まるが全く集中できない。フ◯ラされてる間、何してればいいのアレ。両手が宙をさまよってカマキリみたいになってる。うわっボク今仰向けで死んでるカマキリじゃん。

 


で、1番キツかったのがこれで↓

本番中にお相手の女性(さくらさん)が喘いでくれるんだけど、そんなに気持ちいいハズないのに申し訳ないってなってしまう。いやいやいやいや、会って10分だよボクら。ボクなんかのためにそんな頑張らないで。そんな事考えてるから射精になかなかたどり着けない。それも申し訳ない。世の中斜めに切ってます系風俗嬢がよく遅漏客ダルいってツイッターとかブログに投稿してるし。そうだよなぁ疲れるよなぁ。でもさくらさんずっと喘いでくれてる。その結果、ここに 

ごめん、、、!ごめんなさい、、、!

って泣きながら腰を振る拗らせインキャが爆誕。世紀末。

 


なんとか時間ギリギリで射精したけど、もう安堵感しかなかった。やっと解放された。さくらさんごめんなさい。

 


それでも、さくらさんはずっとニコニコにしてる。優しい。ありがたい。彼女が聖母マリアです。申し訳ない。

 

 

 

事後処理をしていると突如ファミマの入店音が鳴り、尋ねてみるとそれが終了の合図だそう。ウケる。

 


下のババアと今日マジで寒いなって会話を交わしながら店を出る。

さくらさんの次に座ってる女性もゴリかわいい。どうなってんだ。

 

 

 

行きに通ってきたきったねぇ商店街を逆戻りに帰りながら思う。

 

 

 

、、、セックスってAVで観る方が楽しいな、、、、。