芋水割り

立派な人間

詩 ①

 

 

 

 

「霞んで消えてもう見えないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


どんな僕がお好みですか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでどう? よかった 気持ち良さそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


これはどう? えっ、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


間違えた…? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ごめんなさいごめんなさいごめんなさい怒らないで怒らないで今のは違うよ ウソなの そんなこと思ってないよ ごめんなさい 機嫌を直して  ほらボクってバカじゃんさ 思ってもないこと言っちゃうんだ バカだからさ ね? 大目に見れるでしょ ね? 何でそんなこと言っちゃうのかなー あはははは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、、。

 

 

 

 

 

 

本寸法リアルガチラブコメ、サッドティー

愛がなんだが面白すぎたので監督のツイッターをフォローしたら重度のツイッター廃人であとメンヘラでウケた。

今泉監督のリツイートによると家から3駅ぐらいの映画館で過去作の上映をするらしい。

 

フライヤーに載ってたサッド・ティーという映画の紹介がこれ。

 

二股を解消したい映画監督とその2人の彼女、喫茶店のアルバイトの女の子とマスター、恋人へのプレゼントを買いに行ったお店の店員に一目ぼれしてしまう男、元アイドルを10年間思い続けているファンと、そんなファンの存在を知り会いに行こうとする結婚間近の元アイドルなど、さまざまな恋愛模様を通して「ちゃんと好き」とはどういうことかを考察していく今泉映画の代表作。

 

 

お、面白そ〜〜〜〜!!!

 

正しい恋愛をしているやつが一人もいない。正確にいうと「喫茶店のアルバイトの女の子と(奥さんのいる年の頃40そこそこくらいの)マスター」「そんなファンの存在を知り会いに行こうと決意する(超束縛DV男と)結婚間近の元アイドル」ね。あと、なんといっても「ちゃんと好き」とはどういうことかを考察していく〜 じゃねーよクソ陰キャがよ!(歓喜) いや 好き って何なの本当に。毎日苦しいよ 僕は。

 

サッド・ティーってやつ絶対見に行こう と思った。あとその後今泉さんがツイッターで サッド・ティーじゃなくてサッドティーって怒ってた。名前を間違えられると人は怒るって啓発本によく書いてある。サッドティー絶対観に行こう。

 

 

シネ・ヌーヴォって映画館。九条の住宅街に急に現れる。アレ、なんか来たことあるなここ。あ、そいえば2年前くらいに福團治のドキュメンタリー映画観に来たんだわ。あんな華のないおじいちゃん落語家のドキュメント、作るやつもどうかしてるし観に行く人間もどうかしてるホント。息子が右翼で困り者みたいなシーンがあったな。

 

 

予約してたチケットを発券するとなんと整理番号1番。アレ、今朝の3時に予約したんだけどな。貸し切りか?? と思ってたら最終6人ぐらいになった。全員ひとり。お前らもっと友だちと仲良くした方がいいよマジで。暗くなる。愛がなんだの予告が流れる。こんな高カロリーの予告を流すなよ。サッドティーが入ってこなくなるだろ。始まる。以下感想。マクラが長すぎる。感想より長い。感想読んでくれる人いるかな。

 

 

予想外だったのは、すごい笑えた。登場人物の誰も、ふざけたり、ボケたり、していない。ただ一生懸命恋愛してるだけ。でも人間って大概そうだけど、相手の気持ちなんか分からないし、思い込みは激しいし、すぐ間違えるし、最後は情けなく怒って逃げる。本当にマヌケな生き物だ人間は。ラブコメって言葉は芯を食ってると思った。人が一生懸命に恋愛する姿はなんとも滑稽だ。

 

 

あとメインテーマの ちゃんと好き とはどういうことか なんだけど、2時間かけて映画を観た末に ちゃんと好きってどういうことか、分からない。ふざけんなオイ。時間返せ。

 

「好き」がめちゃくちゃに絡み合ってる登場人物たち皆んなが海辺に集合した終盤、メインキャラの棚子ちゃんが問いかける。好きってどういうこと。説明して。早稲田は答えられない。好きは好きだし ってボソッと呟いて棚子ちゃんを追いかける。

でもそのあと「美しい理想の純愛」「ちゃんと好き」をやってる人間だったはずのガチ恋限界オタク朝日が無邪気に棚子(と柏木)の理想を吹き飛ばす。10年間思い続けたアイドルのことなんて、友だちの彼女に適当に愛想よく相槌打たれただけでどうでもよくなっちゃったらしい。たまたま優しく許容された経験がなかっただけだった。純愛なんて大層なもんじゃなかった。

 

でも棚子ちゃんはその一連の海辺の茶番を見てスッキリしちゃうのだ。車の中で寝てる柏木(ってか柏木って今泉さんなんだろうな)を起こしてもう一回問いかける。

 

好きってどういこと。好きになったことある??

 

あるよっ

 

私と一緒ですね

 

fin…

 

はぁ???ってまず思ったんだけど あー、たぶんこういうことなのかな。

2人とも好きってどういうことか分かんないし説明できないけど 棚子ちゃんも柏木も紛れもなく、あの時、あの人のことが、好き だったのを覚えているのだ。掴めないけど、そういえば確かに、あの瞬間は自分の中に 好き があった。

好きも一つじゃない、色んな好きがあるし、色んな付き合い方がある。だから好きとはこういうことだって言えないけど、それぞれ皆んなの中に 好き は 在るのだ。それがどういうものか説明はできないけど。そういうことだ。たぶん。


結局「ちゃんと好きってどういうことか」は分かんないし、考えるだけ無駄なんだけど、でも分かんないことをウダウダ考えるっていう儀式は自分の視界をちょっとだけスッキリしたものにしてくれる。最後の棚子ちゃんの綺麗な表情をもう一回見たい。

 

愛がなんだもそうなんだけど、今泉さんは陰キャあるあるがうますぎるので何も起こらないのにずっと面白いです。人が人にビクビクしてる仕草とかが本当に好き。テルコと緑ちゃんと夏さん。感想会をしたいので皆んな観てください。


以上、サッドティーを観た感想でした。

『愛がなんだ』がダメで惨めで苦しくて虚しくてガッツポーズ

10連休だの平成最後だの令和だのうるせぇなぁクソ!!元号が変わろうが、先行きは見えねぇし人肌は恋しいしウダツは上がらねぇし金がねぇ!!


5キロ900円のパスタにマヨネーズかけてエンゲル係数を誤魔化してるくらいには金がないけど久しぶりに映画館に行った。『愛がなんだ』。僕のサブカルタイムラインにちょくちょく浮上してくるのでどうせ面白いんだろうなと思った。愛がなんだ ってタイトルもなんか良い。すごい引っ掛かる。最寄りで上映しているのは案の定あのクソサブカル映画館(テアトル梅田)。この世界の片隅に を観たのもここだったなー なんて言いながら席に着く。満席。立ち見までいる。若い女性が多い。

 


、、、、、。

 


、、、、、、。

 


、、、、、、、ッハァァ〜〜〜!!!!(歓喜の雄叫び)

 

 


って感じでした。


まず主要登場人物たちに共通するのが、現状の自分に満たされない、何かが足りないって倦怠感。それがモヤモヤ渦巻いて、やけに生々しくてチクチクする。

 


テルコ(主人公)
アラサーOL。自分がない。理想も目標もない。たぶん趣味もない。マモちゃんが好き。マモちゃんのためなら何でもする。マモちゃんになりたい。


マモちゃん
色白細身猫背雑誌編集。精神年齢低学年。33歳になったら宮大工になりたい、やっぱプロ野球選手になりたい、やっぱゾウの飼育員になりたい。物事にリスペクトがない。感謝もない。すぐ忘れる。


ヨウコ
テルコの幼なじみ。サバサバクール女。仕事最優先。正論と正義が正しい。自分は自分を客観視できてる。間違ったことは何もしていない。


ナカハラくん
カメラマン。陰キャ。いつも人にビクビク。自分はクソでダメで何も取り柄がない。悪いことは全て自分が悪いし、良いことは全部他人のおかげ。失敗して傷つく準備が万端。幸せになりたいっスね。ヨウコが好き。

 


書いててキツい。死にたくなってくる。2時間のストーリーの中で、この四者四様の 弱さ がお互いをひたすら傷つけ合う。無自覚に。悪人はいない。ただただ弱いだけなの皆んな。

 


テルコは病的にマモちゃんに依存していて、マモちゃん呼び出されたらいつでもどこでも駆けつけるし仕事もバックレる。仕事クビになる。しかしそれに対してマモちゃんからの見返りはない。マモちゃんにとってテルコはヤりたいときにヤれる女でしかないし、合コンで出会ったスミレっていうパリピババア(35)が好きで、スミレさんと距離を縮めるためにテルコも利用する。一緒に飲んだり旅行したりする。屈辱的な仕打ちだ。それでもテルコはマモちゃんのことが好きだし、大好きだし、マモちゃんになりたい。


もうね、惨めで虚しくて映画館飛び出したくなる。家で観たらば5分に1回はブラウザバック。
客席やテルコの取り巻きたちが ナンデ????? 絶対もっとマシな男いるよ???もうやめよ???ってなる。当のマモちゃんすら 自分のどこを好きか理解できない ってテルコに言う。

 

 

 


でもそういうんじゃないんだテルコにとっては。

 

 


テルコにとっては

 


うるさい!


誰がなんと言おうと、マモちゃんに良い所が一つもなかろうと、見返りがなかろうと、


マモちゃんが好き

 


なのだ。


だってマモちゃんが好きなんだから。

良い所がない人間を好きになったらいけないなんて道理はどこにもない。

 


ストーリーの節目節目でヨウコや後輩OLやバツイチのババアとか幼少期のテルコの幻とかが世間様の正論を吐くけど、そんな 正しさ はちっともテルコを救わない。


うるさい!なのだ。


終盤になって、テルコのために連絡をとるのをやめようと提案するマモちゃんに対して マモちゃんを好きな気持ちなんてとっくに冷めてるからそんな必要はない。せっかくだし前に言ってたイケメンの友達を紹介してよ と。直後にマモちゃんとスミレさんとテルコとイケメンの4人でディナーを囲むシーンになる。好意を殺して醜くマモちゃんの傍にいようとするテルコの痛々しさったらない。でも

 


愛ってそんなに美しいものか。そんなに尊いものか。そんなに清潔なものか。そうでなきゃいけないなら邪魔だ。愛がなんだ。

 


ってことなんだきっと。
脳みそ覆された。


テルコのことしか書けなかったけどナカハラくんも最高の弱者。

 

社会に順応できない弱者たちにドラマティックな救済は訪れないし、満たされない自分を酒で麻痺させながらもがくしかない。


うるせぇなぁ!!正しいことを言うな!!!!!クソが!!!!!!っていう怒りに溢れてる。

 

強烈な負のエネルギーに釘付けにされました。最高です。

 

 

 

笑顔コンプレックス

 

 

さっき新しく自分のコンプレックスを自覚した。笑顔コンプレックスだ。笑顔不足の方が正しいかもしれない。底抜けに笑顔を欲してしまう。笑顔のために身を粉にしている。I want egao.だ。

 


僕のアイドル好きは友人たちのほとんどが知るところだが、僕がアイドルにどっぷりハマるきっかけになったももいろクローバーZは、初めて映像を見た時もめちゃくちゃ笑っていた。ステージ上で歌って踊りながらにも関わらずもうほとんど爆笑に近い。飾りっ気のない底抜けの笑顔が僕の脳みそをトロットロにした感覚を今でも覚えている。初めてガチ恋したチームしゃちほこの伊藤千由李さんは握手会の時にいつも顔を超至近距離まで近づけて上目遣いでヘラヘラしていた。僕の推しメンたちは本当によく笑う。あと笑い方に屈託がない。目を線のように細めてシワだらけでくしゃくしゃに笑う子を見ると好きになってしまう。NegiccoNao☆さんに顕著。結婚おめでとう。

僕は自分の推しメンたちがブッチギリでかわいくて魅力的な女性たちだと思っているけど、別のメンバーを推しているオタクもいっぱいいるから皆んなが皆んな僕みたいにニッコニコアイドルラバーズなわけではないらしい。デスボイスで絶叫しているアイドルが好きなオタクもいるし、フロアにダイブしてオタクに中指を立てるアイドルに熱狂するオタクもいる。僕はそういうアイドルも素敵だとは思うけどハマりはしないな。

 


僕が落語をやるのにハマるのも道理だ。古典落語を覚えて喋るだけで目の前の客が笑う。間とか演技を工夫するともっと笑う。セリフを自分のニンに寄せるともっともっと笑う。僕に注目した大勢の人間が、同時に、声を上げて

、顔を歪めて、笑う。笑いを浴びると全身ビリビリする。大学四年間を通じて麻薬みたいに笑顔欲求がエスカレートし続けた。

 


何でこんなに他人の笑顔を欲しがってしまうのかちょっと不思議ではあった。半分も書けていない卒論の提出が翌日に迫っているのにJ☆Dee'ZのMOMOKAちゃんの笑顔が見たくて名古屋まで交通費を払って行ってしまうエネルギーと衝動と熱狂はどこから湧いてくるのか。そもそもの自分は予定が無いならベッドの上から一歩も動かず食事も不精して寝てるような怠惰な人間だ。

 


考えれば考えるほど不思議だが、その謎がさっき急に解けた。

 


現在僕は愛知の実家に滞在している。次の新居に引っ越すまでの繋ぎだ。よって両親と毎日顔を合わせる。会話をする。思えばこの両親という人間、僕の発言や行動に対して、いつも渋い顔をしている。顔を綻ばせるということが一切ない。いつも不安そうにしている。心配だとよく言われる。僕のすることの一切合切に心が落ち着かないらしい。物心ついた頃からずっとそう。オー!イイねぇ!やっちゃいなヨ!的なジャニー喜多川ワールドとは正反対の価値観で自己形成がなされてきた。

 


これだわ。

 


僕には、僕の好きな人が、僕を見て安心する、という体験がとにかく不足していたらしい。笑顔っていうのはある種、目に見える形の 安心 だ。目の前の人間に心を許して信頼してリラックスしていないと人は笑わない。だから僕にとって他人の笑顔というのは強烈な中毒性を帯びてくるのだ。

 


そりゃあアイドル好きになっちゃうよ。握手っていう身体の接触を伴いながら、好きな女性がこっちの目を見て笑うんだから。お前らはどうせ愛想笑いジャネーカって言うけど、笑顔にウソがなさそうな子を見つけちゃうと好きになっちゃうんだよ。

 

 

 

早くMOMOKAと結婚したいなぁ。

 

 

 

 

セックス全然楽しくない

 

あけおめです。


帰省中、自分のいる部屋に他人がいるストレスで摩耗した僕はなんとなく飛田新地に行くなら今しかないと確信した。

 


大阪に移住してきてから一度は行かなければならないと思いつつ、きっかけとお金がなかった。

 


しかし、今、高学歴大学生という身分で親戚を誑かし、多額のお年玉を手にした。ズタボロのメンタルは癒しを求めて悲鳴を上げている。

 

 

 

今しかない。

 


動物園前駅に着いた頃、僕は肝も目もすわっていた。

 


そして、今。事を済ませた後に御堂筋線に揺られているボクの率直な感想をまず述べるとこれだ。

 

 

 

 


、、、、、、なんか疲れたな。

 

 

 

 

 

 

スカしてんなコイツ。

皆さんそう思っただろうが、もう本当にそうなんだから許して欲しい。新地にきてもなおボクはインキャだった。もうめちゃくちゃ疲れた。

 


飛田新地をいかに遊ぶかっていうのを読者は承知している前提で話を進めるが、まずお相手となる女性を選ばなければいけない。歩きながら店の中を覗き込んで女性を品定めするわけだが情報量が多すぎる。

 


まず、お姉さんたち皆んなマジでキレイ。ボクぐらいインキャを拗らせると美人がこっち見てくるだけで疲れる。見ないでくれ。あと隣のババアが本当に怖い。声デカイし。いちいち お兄ちゃん!って声かけてくる。圧が強い人に声をかけられるとそれだけでストレスだし、あとそれを無視したらしたで、無視してごめんなさいってなる。それが延々続くのでボクはもう店の中を覗くのさえ億劫だった。

 


しかし、ここまで来たらもう後には引けない。何とかお店に入った。通りが終わりそうになった時に、珍しく笑顔がぎこちない女性がいて うわぁ!この人優しそう!!って心が絶叫した。迷う余地はなかった。

 


店に上がってババアと話して階段を上がる。三畳ほどの和室に通されソファーに座りお金を払って服を脱ぐ。ベッドに誘導される。

この間ずっとパニクってる。い、いつお金払えばいいんだろ。あ、カバン持ってくれるんですね。あ、いや自分で持ってあが、いやかえってその方が面倒なのかな じゃあお願いします。えっとまず、、座るのか。う、上着 あ、ハンガーに掛けてくれるんですねありがとうございます。えっと どこまで脱いだらいいのかな。

 


頭が膨大な糖分を消費しているのが分かる。 えっ?ちょっと待って?ボクの上着をかけてもらった隣に女子高生の制服かかってるけどアレはどっちだ??

 


あれよあれよとベッドに寝かされ、いよいよ行為が始まるが全く集中できない。フ◯ラされてる間、何してればいいのアレ。両手が宙をさまよってカマキリみたいになってる。うわっボク今仰向けで死んでるカマキリじゃん。

 


で、1番キツかったのがこれで↓

本番中にお相手の女性(さくらさん)が喘いでくれるんだけど、そんなに気持ちいいハズないのに申し訳ないってなってしまう。いやいやいやいや、会って10分だよボクら。ボクなんかのためにそんな頑張らないで。そんな事考えてるから射精になかなかたどり着けない。それも申し訳ない。世の中斜めに切ってます系風俗嬢がよく遅漏客ダルいってツイッターとかブログに投稿してるし。そうだよなぁ疲れるよなぁ。でもさくらさんずっと喘いでくれてる。その結果、ここに 

ごめん、、、!ごめんなさい、、、!

って泣きながら腰を振る拗らせインキャが爆誕。世紀末。

 


なんとか時間ギリギリで射精したけど、もう安堵感しかなかった。やっと解放された。さくらさんごめんなさい。

 


それでも、さくらさんはずっとニコニコにしてる。優しい。ありがたい。彼女が聖母マリアです。申し訳ない。

 

 

 

事後処理をしていると突如ファミマの入店音が鳴り、尋ねてみるとそれが終了の合図だそう。ウケる。

 


下のババアと今日マジで寒いなって会話を交わしながら店を出る。

さくらさんの次に座ってる女性もゴリかわいい。どうなってんだ。

 

 

 

行きに通ってきたきったねぇ商店街を逆戻りに帰りながら思う。

 

 

 

、、、セックスってAVで観る方が楽しいな、、、、。

 

 

 

 

凡人のまま幸せになりたい。

最近はバイト先の人たちと仲が良い。定期的に飲みに行ったり遊びに行ったりする(バイト中も結構お喋りする)。バイトの内外でかなり長い時間を一緒に過ごすので、結構パーソナルな部分までお互い把握したりしている。まあつまりお互いよく喋る。

 


3日前は大学1年の女の子と肉フェスに一緒にいった。彼女とは3年前ぐらいにほぼ同時期に今のバイト先に入った。高校1年から成長を見守っているので、ほとんど娘のように感じている。キッモwww あとかわいい。


適当な屋台で買った肉を食べながら、休みの日に家にいる間何をしているか訊いた。youtuberをずっと観ているそうだ。「どんなジャンル? 」「色々観るけど 普通に フィシャーズとか。」


1ミリも聞いたことがないよ普通にフィッシャーズ。オレの愛すべきインキャ友達は全員知らないきっと。


あとレペゼンとか


レペゼン????


いやレペゼン知らないのはヤバい。


ヤバいと言われたってことはヤバいんだろう。調べた。下の世代に共感しようとする姿勢を辞めたらつまんねぇおっさんになってしまう。おっさんにはなりたくない絶対。

 


レペゼン地球っていうDJ集団がいるらしい。youtubeにも動画を投稿してティーンに大人気なんだって。僕はレペゼン地球ってワードが可笑しくてたまらなかった。軽蔑をほんのり混ぜてめちゃくちゃ笑った。あとそんな人たちと同じ空気は吸えないだろうなと思った。


しかしそのかわいくて若い女子大生は、レペゼン地球が大好きだと。生き方が本当にカッコいいとまで言いだした。ボクはストレスで胸焼けしそうだったけど、ウンウン話を聞いた。つまんねぇおっさんになるよりマシだ。何でもレペゼン地球のリーダー格でDJ社長って方がいて、その人が自分の半生と価値観を40分真面目に語っている動画があるらしい。観て欲しい言われた。直観的にイヤだなと思ったけど、つまんねぇおっさんになりたくないから家に帰って観た。キツかった。いやマジで。髪の毛が紫色で自分がパリピであることを必要以上に推し出した男性が、ヒカキンをドブで煮詰めたみたいな変顔を織り交ぜながら、キングコング西野みたいなことを言っていた。ムリ。本当に無理。嫌い。もうなんだか悲しくて泣きそうだったけど、つまんねぇおっさんになりたくないから最後まで見た。喋ってることが全部文字起こしされてるのもバカにされてるみたいでムカムカした。いや言ってることは本当に立派。自分の人生に誠実に向き合ってアクティブに努力をしてて本当に偉い。好きなことをやって生きていくんだ、賢く努力して成長するんだ、もっと上のステージに行くんだっつってた。もうほんとやめてくれ。それだと凡人は生きていけないじゃん。凡人は凡人のままじゃ許してもらえないじゃん。オレは凡人のまま幸せになりたいんだよ。

 


今日もかわいくて若い女子大生とシフトが一緒になったので一応、レペゼン地球見たよ と伝えた。どうでしたっ?って訊かれた。見たって言わなきゃよかったと心底思ったけど、とりあえず何か反応しなきゃいけないのでヘラヘラしといた。ボクはつまんねぇおっさんだったと思う。

 

いい歳こいてメンタルが低学年で止まっているので、いまだに "幸せ" って何だろう??とか本気で悩んで眠れなくなる。


近ごろはまぁ分かんないけどこれで大丈夫じゃないかなっていうのは自分の中にあって、


「三食食べれて、寝る場所があって、着るものがある。それに満足する。」


これが "幸せ" だと思う。少なくとも自分なりの。難しいなぁでも。


人間どうしたって欲が出る。キリがない。お金持ちになるんだって言ってる人はいつ満足するんだろう。お金持ちになれたかどうかは他人と比較することでしか判断できないけど、ずっと上には上がいる。極端な話ビルゲイツより金持ちになるまでビルゲイツより貧乏だ。それじゃ満足できないんじゃん。幸せにになれなくない? そいえばアマゾンの社長の方が今はお金持ちなんだっけ。たぶんだけどアマゾンの社長って あー もう俺ビルゲイツに勝ったし仕事辞めてビール飲んでゴロゴロしよー とはなってないよね知らんけど。それって幸せなの??

いや自分が成長している実感に幸せを感じるんだ。言いそうアイツら。でも成長するのってめちゃくちゃカロリーいるじゃん。体力もいるし、脳みそフル回転。でもそれ死ぬまでできないよ。人間って老いる。体力も無くなる。頭も固くなる。そのうち若くて体力のあるやつに追い抜かれるよ。そうなったら成長大好きマンさんたちって絶望するんじゃない?? そんなのツラすぎる。死ぬまで幸せでいられないじゃん。


でも、最低限の衣食住(=死んでない)に満足できるとしたら。それなら凡人でも凡人のままで幸せになれるじゃん。皆んな誰でも(って訳にはいかないか)幸せになれる。物事の捉え方しだいだよ。月15万稼げたらたぶんよっぽど大丈夫衣食住は。そんで酒を飲んだり焼き肉食べたりギターを弾いたりできる。軽い病気ぐらいなら薬を買って治せる。これまでの歴史上の何千億人何兆人(いやもっといるのかな、膨大すぎて想像がつかないや)の凡人より良い暮らしができる。現代日本なら。めちゃくちゃ楽に幸せじゃん。もっと下を見ていさせろよ。上を見させようとするな。月収15万は楽じゃねぇって反論はなしね。楽じゃないかもしれないけど、凡人のまま手が届く範囲だと思う。

 


あーーーー、スッキリした。誰か共感してよ。